2012/08/09(木)
大工工事
シプコー工業株式会社
特別清算開始決定受ける
負債31億3200万円
TDB企業コード:982663463

「東京」 シプコー工業(株)(資本金4000万円、千代田区三番町28、登記面=中央区京橋1-9-10、代表清算人五十嵐秀康氏)は、8月1日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。

 当社は、1977年(昭和52年)7月の設立。東証1部上場のゼネコンである戸田建設(株)の全面的な支援の下に立ち上げられ、2001年3月期からは同社の連結子会社(持ち株比率48.0%)となって役員などを受け入れていた。下請け工事業者としては業界内でもトップクラスにあり、内装工事業から事業領域を拡大させて大工工事、家具・建具工事、リニューアル工事などを手がけ、親会社をはじめ上場大手ゼネコンを得意先としていた。特に、高層マンション建築に伴う大工工事に強みを持ち、2006年3月期には年売上高約66億1900万円を計上していた。

 しかし、その後の建設不況に伴い業績が悪化、2011年3月期の年売上高は約36億7800万円に落ち込んでいた。こうしたなか同年12月、当社が売上高の過大計上など不適切な会計処理を行っていたことが戸田建設(株)よりリリースされ、第三者調査委員会が設置されていた。その後、今年2月13日に調査結果が発表されるとともに、両社の関係者の処分が行われていた。2012年3月期末に約14億8700万円の債務超過に陥り、戸田建設(株)の連結子会社である戸田リフォーム(株)へ事業を譲渡。当社は5月31日開催の株主総会で解散を決議し、今回の措置となった。

 負債は2012年3月期末時点で約31億3200万円だが、清算手続き中に債権者と交渉、債務を圧縮しているとみられる。